2008年6月25日水曜日

かっこいい危機管理? そんなの神話

Washington Post 紙でキューバ危機の時のケネディーの対応について、興味深い新事実がレポートされている。過去の例から自分の都合の良い教訓を引き出すのは避けた方がよさそう:
Cool Crisis Management? It's a Myth. Ask JFK. - washingtonpost.com: "But it's easy to draw the wrong lessons from the missile crisis. The history of those 13 terrifying days when the world stood at the nuclear precipice has become encrusted in mythology and riddled with basic errors of fact."

ハイテクを駆使した高価な情報収集システムと分析はまるで役に立たなかったらしい。いまのニッポンの地震予知体制に似てはいないか。

地震予知については、これが参考になる:

「大地震は予知できるという幻想が日本の耐震化を阻んでいる」(塩谷善雄)

巨額の税金をこんなものに使うより、現存住宅の耐震化にお金を使う方がいい。これが普通の常識。今も昔も、頼りになるのは「常識」なのである。

0 件のコメント: